NVCで言う所の「ニーズ」がなぜ掴むのが難しく、他者に関わって貰うことで明らかになるのか?

Ryoji☆の独断と偏見で答えてみます。

まずは、 NVCで言う所の「ニーズ」は、告げてくるもので、理性的にわかるものではありません。あくまで無意識から意識に告げてくるもの。で、それが分かるサインが二段階目の「共感」が扱う「感情」です。
例えるならば、通常、人のニーズは霧の中。感知の訓練なしに知ることは出来ません。

では、なぜ他者には「ニーズ」がわかるのでしょうか?
それは、第一段階の「観察」と第二段階の「共感」から、求めているであろう「ニーズ」を最短で描けるからです。

では、なぜ本人には「ニーズ」を感知出来ないのか?

それは、気持ちはいろいろあるからです。

NVCでニーズカードをやるとわかりますが、観察できることで生じているであろう感情は多彩です。行為をすると、ワーと感情に襲われている。
だから訓練なしに自己で自覚するのは無理。
一方、他者は本人と切り離されているので、いろいろあるんだろうけど、これが主成分だろうとあたりが付く。加えて、「共感」時の反応具合から、いろいろあるんだろうけど、この反応が一番多めそうだと推測できる。

他者からの非難、批判、命令には人は敏感で、そうした意図があると即座に「No」を突きつける。(保育園時代から、娘は、ハッキリNoを言いました。)で、行為として暴力に至る。
一方で、他者からの自身のニーズの探求支援には無力になる。なぜなら、それがわからなくて、何をしたらいいのか?苦しんでるのが人。それを求めて止まないから「ニーズ」。その探求心の前にはどんな行為も止まる。だから、暴力も止む。それがNVCがマジックな理由。

 

Ryoji☆は、コーチング経験があるので、自信を持って、ニーズ探求には他者が必要と言い切れます。
たぶんその経験がなかったら(それはNVCやっていてよく感じるのですが)「なんで他人からみたらこんな明白な「ニーズ」が分からず、この人は苦しんでるんだろう」と、ここに書かれた内容に納得いかないとなると思う。

そして、理解が困難なのは、一見他者支援なしに「ニーズ」を把握してるように見える人もいるため。
それは、行為をした時に、気持ちがワー襲って来ている中でも、私を動かしているのは、これだ!と自覚できているから。経営者とか、信仰者とか、目的が明確だからそこに迷いがない。