予祝という動きと想定を超える実現

Twitter関係で流れてくるタイムラインで、「予祝」をやるコーチがいると知った。全然詳しいことは知らないし、「苦悩マン」と呼ばれた身からすると、「こんなことが起きたらいい!」と未来を思い描くこと自体に非常に抵抗がある。そんな希望的なことを思っても、「こういう不測の自体が起きたらどうするの?」と、すぐに自分で自分にツッコミを入れるのが自然体なので、こうしたビジョンをポンと出す行為自体、縁遠い。続々と「サポーターになります!」とか、「3/15にこんな一日になっているはず!」という臨場感溢れる予祝のブログ記事を読んだりすると、自分とは違うのだなぁと他者を感じる。

で、そんなことを漠然と思っていた時に、2023/11/3にコーチ仲間と高尾で焚き火合宿をしたことを思い出し、忘れないために書き留めて起きたくなった。

 

コーチ仲間と2年近く、「ツインエネルギー」という本の読書会を月1回開いて来た。

関 京子「ツイン・エネルギー 静と動のバランスを整える16の考え方」幻冬舎メディアコンサルティング 2021.9.
https://honto.jp/netstore/pd-book_31190597.html

で、読書会自体は終わりとなったのだが、お互い「このまま終わるのが惜しいよね」という話になった。で、リアルに会って焚き火合宿をやろうとなった。

これは完全に想定外。読書会自体は発起人として毎月案内を皆さんに送っていたけれど、この参加しているメンバー内にあったエネルギーが形になったこのイベントは、完全に手を離れた感覚がある。これまでみんなを引っ張っていたポジションから、みんなに引っ張られる立場へ切り替わった。

で、この実際の合宿が素晴らしかった。

メンバーそれぞれが自然体で、「私やる!」とみんなにとって必要な行動を次々起こしていき、気持ちがいい。宿を調べてくれる人。サッサと宿の予約をかけてくれる人。お菓子を持って来てくれる人。卵アレルギーのメンバーのために朝食のオーダーを変更してほしいと申し入れる人。

で、実際に始まった焚き火合宿も素晴らしかった。屋上に出て星を眺めたのもよかった。

翌日、オプションとしていた高尾山登山も楽しくすることもできた。

 

で、なんでこんなにも嬉しかったのか?終わった後、振り返った。

 

2002年CTIの応用コース、フルフィルメントで、ヴィジュアライゼーションというワークを行った。ほんとこうした「予祝」系のワークは苦手で、全然20年後の未来なんて思い描けなかった。

 

でも、実感したのは、この焚き火合宿は完全に想定外だった。「起きてくれたらいいな~な」って想像の範疇を超えた出来事だった。だから当然、「予祝」出来なかった。

 

で気がついた。

コーチングを受けてゆっくりと実感したJijiの特性は、自分一人で何かできるとか、優れているってのがほぼない。人と関わって初めて役立つ力。(会社勤めの身としては、ToDo系は平均的。ToBe系が得意なんだけど、それはそういうポジションを振ってくれるプロデューサーがいて活きる力で、殆ど発揮出来ていない。)

きっとJijiにとっての喜びって、それと同じで、誰かに運んで来てもらうことかな。誰かをサプライズさせるお祝いって好きだけど、まさか逆にJijiがそれを受ける立場になろうとは!
人生の転機を考えても、大抵そうだった。だから、自分の力で自己実現って迫られても全然ピンとこない。他力本願。

であるならば、今回と同じように、周りにプロデュースをお願いするってことが大事らしい。こんなにぶっきっちょでどうしていいか分からないから、助けてほしいって言い続けること。
なんだか社会人になって、何とか自立しようと頑張って来たことの真逆過ぎて、それじゃあ幸せになれないのだよって改めて自覚した次第。