ミルトン・エリクソンを祖とする現代催眠の効果は目覚ましい。言葉のロジックでなんとかしようとするコーチングよりもよほど効果がある。
まずそれが機能するのは、被験者自身がそうしたいと思っていることであって、何でもかんでもではない。被験者自身が望んでいるのだが、顕在意識のダブル・シグナルを解除することが出来ず困っている。そこへ無意識に働きかけることで、よりスムーズにする。
次にトランスに入ることが好きか嫌いかがある。変性意識状態を楽しめれば、こんなにフワフワな気分になれることはない。
第3に、現代催眠を知ると、心の深い変化を起こすのは、浅い深いの違いはあっても催眠と捉えることが出来る。だから、より深い本質に関わろうとする限り、ドリームランドと呼ぼうが、変性意識状態と呼ぼうが、避けて通れない。
と、ここまで知識を得た時点で、それ以上、今は学びたいとRyoji☆は思わない。
自己決定権を他者に委ねたくない。
これがRyoji☆が持つ大きな執着だ。
自分の潜在意識に働きかけるだけ。顕在意識でどうにもならず困っている人にとって、それが朗報なのは判る。しかしそれでもRyoji☆は嫌だ。とにかく嫌。Ryoji☆自身にかけたくないし、他の人にもかけたくない。Ryoji☆はヒーラーになりたくない。Ryoji☆は一緒に共感し、悩み、考える人になりたい。「一緒に」は外せない価値観だ。
- 作者: 林貞年
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2008/03/04
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