Dんなに「そんな思考は嫌いだ!」と言われた「幸福バランス」の人生脚本。今、相当、Ryoji☆は不幸を求めてる。そうじゃないと神経が崩壊しそう。無気力に落ちてばかりいる。この思考が立ち上がると、同時にこんなにも恵まれているRyoji☆が何故?そんなことで思い悩む!と罪の思考も立ち上がる。
幸せに耐えられない。ありのままにOKを出せない。この状況に耐えられない。逃げ出したい。苦悩していたい。
それほど、Ryoji☆の欲望を見つめるのが嫌らしい。外の基準にRyoji☆を合わせるのでなく、Ryoji☆の内なるありたいように振る舞う欲求に身を委ねること。そこにものすごく恐怖を感じる。
Ryoji☆のこれまでの世界観で有り得ないことが起きている。幸せの恵みはチラッとしか感じとれない甘露だったはずなのに、怒涛のごとく舞い上がっている。
欲望には果てがなく、Ryoji☆自身の浅ましさをよく知っているがゆえに、今に留まれず、将来の不幸に怯えて、不安で不安でおしゃべりが止まらない。
事実と妄想の分離を付けきれず、心理状態がどうあろうが関係なく、やるやらないの立場からスッと動けない。ネトネト・ドロドロそんな重いヘドロにまとわりつかれ、ズブズブと沈もうとしている。
しかも忌々しいのは、なまじ色々学んだお陰で、「わからない」のではなく、「選んでいる」と自覚があって、しかも不幸の気分に浸って苦悩していたいのに、それすらメタの立場で冷静に慌てず騒がず意識セットよく、今〇△□だと把握している。あぁもう。おそらく「受け取りなさい」「受け入れなさい」と言われているのは、「Ryoji☆は愛されてるんだよ」ってことなんだろうけど、身体全身がNoを叫んでる。Ryoji☆はそんなのに値しない!
Ryoji☆自身にはそうであっても、他者には平気でそれを言う二枚舌!ほんとあんた一体何者なんだろうね(慨嘆)
- 作者: 北川達夫,平田オリザ
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2008/04/01
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