消せない過去

Dんな♪が言うRyoji☆にはよく判らない言葉の一つに「未来に因を投げ、今が過去をつくる。」と言った趣旨のことがある。(これはRyoji☆が記憶から合成しているので、Dんな♪から「そんなこと言ってない」と言われる可能性があります。)前に「未来に因を投げ」について考えたので、今回は「今が過去をつくる」を考えてみよう。


過去は終わってしまっていて変えられないとRyoji☆は思う。しかし「そうではない」とDんな♪は言う。今の在りようを変えることで、過去に起こった出来事の意味を変えられると言ったような気がする。それを聞いた時、ひどく詭弁に聞こえた。その論理自体に頭がグルグルして付いていけなかった。


あんな酷いことをRyoji☆に対してやったアイツに対して、なんで許してやらないといけないのか?怒りが渦巻いた。「アイツが悪い」が変わることなんて有り得ない!許せない!

だからやっぱり過去が今を規定すると思っていた。

しかし、コーチングを通じて、何度も同じ話をコーチにしているうちに、あれ?って思うようになった。

消せない過去が今もRyoji☆を苦しめる。

あれ?Ryoji☆はいつまでも苦しんでいたいのか?いつまでも悩んでいたいのか?他にしたい体験はないのか?コーチは飽きもせず「そうなんだ。○で△だから□なんだ。で、Ryoji☆はほんとはどうしたいんだろうね?」と繰り返し繰り返しきいてくれた。
始めは滅茶苦茶、頭に来た!こんなにこんなにそうなるしかない!って説明してんのに、それに対して「わかるよ」って言ってくれているのに、どうしたいの?って話聞いてんのか!(怒)
で、段々、傷ついたと感じることはある。そこに感情もたっぷりある。そこで、ギャーと叫ぶ。ジタバタする。その上で、今Ryoji☆が創り出したい未来は何だろう?をゆっくりゆっくり紡いでいった。

他者がRyoji☆に対してやったことは、そいつを恨めばいいからまだ楽だったけど、Ryoji☆が他者に対してやったことは、自らの良心に計るだけに辛い。なんであんなことしちゃったんだろう。Ryoji☆がやられた体験からRyoji☆だけは2度とあんなことはしないとRyoji☆の良心に誓ったはずなのに…。

で、コーチは共感してくれ、Ryoji☆からはこんなエネルギーを感じると伝えてくれた。
あぁ。失敗ばかり。消せない過去はそこにある。Ryoji☆の良心はRyoji☆を責め苛む。
でもそれでも、こうありたいと願ってる。何度失敗して、落ち込んでも、Ryoji☆の意志はここにある。

消せない過去を認め受け入れよう。それと共にいよう。あなたも私。ただそうだといえる関係を創ろう。そうなって始めて、過去の私は確かにそうだった。その時の怨念は今もここにある。でも、そうであっても、こうあろうとする私も確かにここにある。その意志は譲らない。宮沢賢治の「雨にも負けず」の「さうゆうひとにわたしはなりたい」の心境かな。

きっとDんな♪が伝えたかった「今が過去をつくる」とは、そんなことを指しているんじゃないだろうか?

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