受け止める・本音・応援する

Oもちゃ箱の企業変革の講演を聞いた。
一つ気になったのは、外野が知りたがるのが、何がうまくいかなかったか?という傾向。それがないとリアルに感じられないらしい。何がうまく行ったのか?そっちにこそ、ギリギリの選択の中での知恵が埋まっている気がする。アラ探しして何したいんだろう。

さて、その中で繰り返し登場したのが、受け止める・本音・応援だった。

まず何でも言い合える下地として、相手を丸ごと受け止めるって姿勢。意見違うかも知れない。何トンチンカンなことをほざきやがるとなるかも知れない。でも、あんたがそんな想いで、そこにいて、頑張ってることを俺は知ってるっていう関係。まずそうやって誰かに想いをちゃんと受け止めてもらってから、すべてはスタートする。

第2に、よかろうが、わるかろうが、本音を場に出すこと。そこで、え、そんな苦労があったんだ!って共感が生まれる。すぐに効果が生まれるか?というと、そう言い切れないけど、一緒に知恵だそうよ?と、全然関係が変わる。
参加者同士で「よい組織とは?」というお題で、ワールドカフェした時、「本音は危険だ!」と実例を教えて下さった方がいらっしゃった。これは大事なポイントだって感じた。やはり人間少しずつ信頼関係を雪だるまのように作ったり、ガッと削られたりする中で、出来てくる何かがあるみたい。ここは、まだ判らない領域だ。

第3に、応援。スコラ・コンサルタントだから風土を唱え、じゃどんな関係なの?となれば、それは個が馴れあうんじゃなくて、自立した仲間として力を貸し合うこと。こうして講演を聞いて浮かぶイメージは、カリスマがいるんじゃなくて、お互いが本音で怒鳴り散らしたりしながら、スクラム組んで進む姿。組織として圧倒的に強い。そして完成はない。常に次の何かがある。声出し。一人にしない。応援するし、される。全体最適は何かを創り続ける。

うーん。先が見えて展開したんじゃなくて、都度みんなで知恵出してきた。だからこその信頼。いいね〜。泥臭くリアルだ。
そしてリーダーとマネジメントって言葉が浮かんだ。これまでの確執を捨て、新しい枠を掴めるか?人生には割り切れない切なさが詰まってるんだなぁって感じた。

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