芸者・ジョイニング・メタスキル

昔からJ学生の態度が豹変するのが、不誠実だと感じられて不快だった。二枚舌を使っているように感じた。先ほどまで愛想良く親しげな雰囲気だったのに、Ryoji☆と2人きりになると、「(第三者との関係が)不快!」と急に言い出す。その差が分からなかった。理解出来なかった。

K下先生が「大学の時、芸者学校を作って女性はみんなそこで学ぶといいよねって、盛り上がった。」と話して下さった。お話からポイントは2つ。スッキリ爽やかな主体性を自分に取り戻すことは、勿論大事。それと同時に状況を確認することも大事。言っても言わなくても、自分がその態度をリスクを負ってやっていると自分の感情を意識していると、相手が急に負の気持ちを投げてきても、かわすことが出来る。大人の嗜み。
「あぁこの人ってこういうことある人だから、そういうお痛を人にぶつけてくるよのよね〜。もうほんとしょうがない。それには取り合いませんからね。」
で、不快であっても、何も一緒になって、険悪どよどよにならず態度を状況に応じて選ぶ。その方が、自分がより不快じゃなくなるならば。
そう描写されると、J学生だけでなく、職場のパートのOさんもそうだ。人物評は的確で、手厳しい。かなりきついことをおっしゃっている。しかし、人当たりは優しい。それは、山手婦人の気品とでも表現したい、相手にスペースを許す感じと、私がこう思うという主張は譲らないけど場の雰囲気に合わせて、その強さを調整する柔らかさを兼ね備えている。意識セットがいい。だから、不快さがない。

翌日の夜の飲み会でU純が、Aやぱんと、銀座のママごっこをやっていた。「役をやりきるって大事。」って随所に銀座の大物ママぶりを感じさせるU純がコツを伝授してくれた。変に照れて「しな〜」となるから「?」が付く。明らかに自分とはBeingが違うとしても、やりきると決めること。そこから生まれる何かがある。

J学生が教えてくれていたのは、それが人生を楽しんで生きる大人の知恵だったのかも知れない。過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる。だとしたら、あなたは今。どう生きたいですか?