絶望の淵から

正直に自分と向き合うことで、なぜそんな風に感じるのか?やっとわかってきた。

Fulfillmentコーチングが苦手なのは、どうしても「そんなこと言ったって」って想いを拭いきれないから。

サボタージュの見分けが付かないのは、Jiji自身がサボタージュと一体になっているから。むしろその方がシックリくるらしい。だから、何がFulfillmentで、何がサボタージュか、さっぱりわからない。Jijiにはサボタージュの声こそが真実の声に響く。

そう、ことここまで動いてきてしまった資本主義という大きな流れを変えることが出来るとは思えない絶望の淵にいるから、どんなことをやっても、所詮はムダという気持ちが根底から拭えない。人の愚かさは度し難い。

そして、Jiji自身がここまで来た心の軌跡を考えた時、誰にでも「たどってきて!」とはとても言えない。とても苦しい。とてもしんどい。でも、この道しかないんだよね。

これを「こうだ!」と主張して、果たして理解されるだろうか?こんなに苦しいことをたどってでも、先へ進みたいという人がいるんだろうか?

「Coachingジャンキー?!」と、コーチ仲間のFさんから言われるほど、Co-Active Coachingに身も心もなげうってJijiが熱中しているのは、そこへわずかでも流れに棹さす可能を感じるから。

「Co-Activeって何だろう?」というのはいまだに謎。

でも、そこに希望を感じる。ほんとに頼りない希望。幾度も見失いそうな、人としての尊厳。人は人とこうもあれる。

この連休の2日間。疲れ切って体と心を休めていた。

Jijiには途方もないチャレンジとしか思えない。Jiji自身ここまでやっても先は見えず、今まで使ったことのないことに直面してばかりいる。

他者任せにせず、今のJijiが出来る範囲で少しずつやっていくしかないと、これまでの経験からわかってきた。

共に歩む仲間の足取りをたどると、まさにそれぞれができる範囲のことにコミットして、仲間の助けを借りながらやっている。

己の身を切り刻むように、そこへさらし出しながら、他者と関わる。

Jijiはもうボロボロ。追い切れない責任もそこにある。

もっと大きな器。もっとどっしり。もっと痛みを引き受ける。

もしかしたら、一番手放さないといけないのは、Jiji自身に厳しいJiji自身なのかも知れない。

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土井 英司著
草思社 (2007.4)
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