最初に気がついたのは、小学校一年生の時。字を書くときに力が思いっきり入っていてHBではすぐ折れてしまうので、Fとかで書いていた。逆にBとかで書いている人は手が汚れて仕方ないだろうって、なんだかよくわからない優位性に浸っていた。もっと楽にできるはずなのに、自分でもよくわからない片意地を張って、すごく疲れていた。その原理に気づき始めたのは、高校ぐらいだったろうか?ハッキリ自覚したのは間違いなく、大学の野尻キャンプの時。
以来、よくわからない無駄に肩に力を入れるってことを止めよう止めようと心がけてきた。しかし、まともにできた試しがなかった。会社へ入ってしばらくして、虫歯か?と思って歯医者へ行ったら、虫歯はなく、逆にこの歳でこんなに歯がすり減っている。肩こりひどくない?と言われて、マウスピースを作って寝るときに装着するだけで、肩こりが減った。それくらい夜中に激しい歯ぎしりをしていたのだ。
ところが、ここ数日。会社でああ今肩に力が入っている!ってなんだか感じ取れるようになった。普段からこんなにも無駄に力こぶ入れて仕事をしていたんだあって改めて感じた。先日友達の引っ越しの手伝いをした時、一緒に手伝っていた友達の体の動きが美しかった。彼は武術をやっていて、なんでも体重移動にコツがあるそうで、それを一端体得すると疲れにくくなるそうだ。お風呂の残り湯を洗濯機に注ぐときに、その話を思い出して、足の運び、腰の動きを意識してみると、確かにムダな動きが多いことがわかった。
ああ、だからこそ今自分は何にワクワクしているのか?心の声を聞き取るのに失敗してきたのだなあって実感している。体がこわばっていたんだなあって。
<事実>Jijiはいつも体のどこかに無理な力をかけていた。
<発見>外の世界に対する緊張の想いと俺は俺だあ!ていう自負心が体に余分な力を発生させていた。
<教訓>必要な時だけ緊張する体の状態を選ぶことができる。
<宣言>Jijiは体の余分な力を抜いて、心の声に耳を澄ませることができる人です。