マトリックス・ステイし続ける・ヨーダ

Tみーさんが映画「マトリックス」の「早くしようとするな。早くあれ。」を嬉々として紹介してくださった時、意味が分からなかった。

今その意味が分かる。

意図を持たずやるとエネルギーを消耗する。視界は狭く、スピードが早く、世界を味わっていない。あるのは独りよがりの論理展開。他者はいない。

意図を持ちやるとバイタリティが沸き疲れず元気になる。視界は広く、物理的時間は短くとも集中力で時間はゆっくり流れ、ゆったり世界を味わう。あるのは、受け入れることによる芳醇さ。違うことの豊かさ。様々な縁を感じ、繋がりによる絆の大切さ。共にあることから生まれる共鳴の響きを体感する。

やっとここまで来た。本当にやりたいのは、あるがままでいいんだよっ相手に届くように伝えること。それを必死になってやり過ぎて、いつも独りきりのマイワールドに入ってしまった。本当はそんな暴力的な独りよがりの想いを叩きつけたいんじゃない。相手に合わせた方便を使いたい。映画「スターウォーズ」のヨーダのような爺々として、ある。そこにステイする。我が内なる傲慢さと共に、静かなありようを示す。それが爺々の美しさだ。

サーバント・リーダーシップ入門

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