好奇心の立て方

小さい頃から知りたがり屋だったので、コーチングには好奇心が大切と言われ、ラクショーと思いきや、全然ダメだ!というのに愕然とした。好奇心が働かない!質問が詰まる詰まる。明らかに「今質問考えていたでしょ!」と言う微妙な空白が生じている。焦って明白に全然関係ない話を持ち出す。あちゃーと意識はあるから余計始末が悪い。
ひとつ指摘されて納得したのは、正否に拘りすぎ。クライアントさんから「違います!」と言われると、あぁ、とんちんかんやっちゃったぁと自己内対話が忙しくってクライアントさんへの注意が逸れる。
一方、好奇心がたっていると、内容(コンテンツ)より過程(プロセス)に目が行く。あ、さっきより考えてから答えているのなんでやろ?みたいな。違いに気づく。それを返す。言わば幽体離脱。ここにいるけどいない感じのもう一つの目が常に働いている。その何か面白いことない?ってセンサーがまさに好奇心なのかも知れない。Co-Activeな関係においては常に、驚きに対して二人は開かれている。周りの自然現象でさえ、何か意味あることなんさ。後はそれに開いているか閉じているかだけ。二人一緒に、ワクワクの内的世界の探究へ踏み出していく。

メンタル・コーチング
白井 一幸著
PHP研究所 (2007.4)
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