助けを求める

一人じゃどうしようもなくなって、でも「こうしたい」って想いを諦められない時、助けを求めるって勇気がいる。こんな私の私的な事に人を巻き込んでいいのだろうか?助けもらう価値が私にはあるんだろうか?助けを求める自分ってなんて無様なんだ!断られて悲しい想いをするの嫌だ!

でも周りを見渡すと、どんどん「助けて」を言っている人がいる。断られても相手との関係性は変わっていない。不思議。

そう、思い切って助けを求める次の難しさは、何を自分は相手にして欲しいのか?をハッキリさせること。これがまたわからない。困って助けて欲しいんだけど、どう相手に関わってほしいか?わからない。どのレベルまで?知恵?手足?どこまで自分でやることなのか?どっこからお願いしてもOKなのか?具体的な行動レベルで伝えないと相手に分からないのは確か。

で、伝えるのがまた一苦労。言い辛い。腰が引ける。こちらが言いにくくってモゴモゴ言うと相手も分からないから「ハッ?」って聞き直す。それだけで拒絶された!と一人絶望の淵に立つ。だから最初は言う場面練習のロールプレイも大切。

で、最大の試練が、相手が断ることを許すこと。これは難しい。Jijiは恨むのが得意なので(笑。ちょっと前までは)、過去の断られた時を思い出して、どんどんお願い対象者から外していく。前はそうかも知れないけど、今度はまたどうなるかわからないのに。で、どんどん頼める人が減っていく。あぁ、私は世界に一人きりと、一人悲嘆にくれる。ここで、ちゃんと「今回は縁がなかった。次回またお願いね!」ってスッパリ思えるかどうか?そう、やりたいことが合うっていうのは、ホント感謝してもしきれないほどの、偶然が積み重なって起こることなんだ。タイミングが合う人を探す。相手の利益を真剣に考えて、提案し直す。
だから、逆に「いいよ!」って言われると、ビックリ仰天。逆に疑り深くなってしまう。ほんと???

その次。助けられたら、受け止めること。ありがとう。感謝です。これも難しい。相手の好意に浸るのは難しい。でも、受け止める。

そう、「助けを求める」には、いろんな試練が待っているのだ。
でも、Jijiは言いたい。自分を信じて、周りを信じて。
特にJijiが出会ったコーチ仲間は、みんなめっちゃくちゃ他人を助けるのが大好き。それが喜びっていう、とっても変な人たち。こんな変な人たちに会ったことがない。助ける人と助けられる人は、必ずしも同じじゃないけど、Jijiもいっぱいいっぱい助けてもらった分、いろんな人を助けて、この感謝の想いを伝えたい。みんな、ありがとう。

大きな幸福をもたらす小さな習慣
ダン・サリヴァン著 / キャサリン・ノムラ著 / 片山 奈緒美訳
主婦の友社 (2007.4)
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