目立つこと

小学校6年生の時「議長はJiji。副議長はJiji。」とキャッチ・コピーで生徒会選挙に出た。ちょうど一つ下の弟が小学5年生で副議長候補だったのを利用した。小学2年生だったもう一人弟も時折あの時のことを面白がって言う。Jijiの後の生徒会は、目立ちたがりが多くなったらしい。当時はやりたいことがある時、一時のパフォーマンスをして人目を惹いて注目を浴びるのは戦略として仕方ないと考えた。当選しないと何も始まらないのだから。

ところが実際にやってみたら、実力がなかったし、人を巻き込んで一緒に作り上げるなんて思いつきもしなかった。かつ、先生からの枠を感じた。籠の中の鳥だった。実際にやりたいと思ってできないギャップにすっかり嫌気がさした。

以来、Jijiの中で目立つことは嫌なことだった。
大失敗もいいところ。

それが再びコーチングの勉強会で、Jijiの笑いが注目を浴びた。居心地が悪い。「止めた方がいいよ」とアドバイスをくれた方も多々いたが、無視した。コーチングの基本メッセージは「あなたらしくあれ」。不自然な笑いはやってない。それはJijiにも止められない生理現象。しかし、目立つのにも変わりがない。

妬み。嫉妬。それを浴びるのが怖い。Jiji自身。この2つ感情だけは、いくら消そうと思って、中学〜大学とずっと消せなかった。感じてしまうのを止められない。妬みや嫉妬を感じる相手に嫌みになるJijiを止められない。だからこそ謙虚であろうと常々意識している。この件に関しては、緊張している。

目立つと別の人にされてしまう。「そういう時もある」程度なのに、「Jijiってあの時は〜」といつまでも言い立てられる。「止めて。」その時はそうだけど、いつもそうあろうなんて思っていないし、それはJijiの意図じゃない。

そして、おだてられるとついやって、できてしまうJijiが怖い。そう、できてしまう。傲慢かも知れないけど、ほんとあることはできてしまう。そういうJijiがたまらなく嫌いだった。

でも、今それをきちんと受け止める。そこで感じるJijiの想いも受け止める。ありたいありようである。他者から肯定や否定が混じるのは仕方がない。外側からだけじゃなくて、内側からの判断もある。それもすぐに判断して、気持ちを移してしまうのではなく、受け止める。その上で、「で、どうしたいのか?」Jiji自身に問いかけていく。