受け止めること

人から褒められると、それを素直に受け止めるのがとても難しい。つい「違いますよ」と打ち消したくなる。コーチングのやりとりをし始めてわかったのは、それはもっともやってはいけない部類に入ることだった。自分でも相手でも、どう感じているか?は否定できない。その感じはその人固有のもので、誰もあなたはそう感じていないなんて言えない。それはその人固有のものだから。だから、心からの賞賛の声を人は打ち消してはいけない。それは「へぇ〜。そうですか?」と受け止めてることが、もっとも誠実な行為だ。

受け止める。それは大事なことなんだ。そしてより一歩進めるならば、そういった気づきをシェアしてくれた相手に「あなたから見ると私はそんな風に見えるんですか?貴重な気づきを教えてくれてありがとう!」というのが最も相手に対して感謝している態度だ。「すいません」。これほど受け止めることから遠い言葉はない。それは本当の意味で謝るべきことなんだろうか?安易に「すいません」を乱発していないか?

<事実>人からの賞賛にはどう対処していいのか?わからない。
<発見>相手からの気づきは自分への贈り物である。
<教訓>心からの評価はよいもわるいもそのまま素直に受け止めるべし。
<宣言>私は他人から評価を受け止めることができる人です。

コーチング・バイブル
Whitworth Laura / Kimsey‐House Henry / Sandahl Phil / CTIジャパン
東洋経済新報社 (2002.9)
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