共にいるには「中断」が必要?!

Co-Active Coachingで謎の一つに「共にいる」ってことがある。考えても考えても謎は深まるばかり。

今回Kちゃんが「なんかクライアントさんが気持ちよく説明をしているのを聞いていると、全然コーチとしての自分はクライアントさんと共にいないんだけど、ああ、気持ちよくしゃべっているなら、このまましゃべっておいてもらおうって思っちゃうんだよね。」と教えてくれた。「逆に言えば、中断のスキルは、共にいるために必要なんだよね。」

ビックリした。Jijiにとって、「共にいる」と「中断のスキル」は全然並び立たない考えだった。それって真逆じゃないか?と思っていた。

しかし、言われてみたら、コーチが共にいるためには中断しないと、クライアントさんと共にいられない。クライアントさんにこの場へ戻ってきてもらうためには、中断をしないといけない。クライアントさんが必死になって伝えようとしている説明をコーチは聞きたい訳じゃない。そのことについては、クライアントさんがエキスパート(専門家)。それはもう正しい。クライアントさんがわかっていればいいこと。コーチが聞きたいのは、あなた[クライアントさん]は本当はどうしたいのか?だけ。

Jijiも最初の頃、コーチに何度も何度も中断されて、ほんと頭に来た。わかってほしいから、一生懸命説明しようとしているのに、コーチはちっとも聞いてくれなかった。

今思えば、Jijiは全部他責だった。かくかくしかじかの状況があって、自動的にこうなるしかないんですよということを力説したかった。だから、こうなるしかないんですよ。理解してよ!

でもコーチは耳を貸さなかった。「で、Jijiはどうしたいの?」「だから、…」「で、Jijiはどうしたの?」「…」。

今を受け入れて、その上で、何を選ぶのか?

そのためにコーチは中断する。逃げない。向き合う。クライアントさんが今を生きるのに何を選ぶのか?そこへ突っ切っていく。

<気づき>コーチがクラアントさんと共にいるためには、中断のスキルが必要です。
<学び>共にいるのは、か細い糸をしっかり握ることです。
<教訓>共にいるためにコーチは踏み込む。
<宣言>コーチとしてのJijiはクライアントさんと共にいるために、中断のスキルを惜しげもなく使う人です。

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