夢を描く

幼い頃から夢について訊かれるのが嫌だった。理屈っぽい子どもだったので、理由を見いだせないと嫌だった。しかし、夢には根拠がない。憧れだから。だから、憧れって感情はない訳じゃなかったけど、内に秘めて密かに思うもので、外に語るものじゃなかった。だから、夢ってRyoji☆にはよくわからないものだった。


小学生の頃「(あなたは)何を考えてるか?いきなり言い出すから怖い」と学校の先生に言われたことがある。当時は「?」だったし、長らく「あれは何を言ってるんだろう?」と疑問だった。今になって分かるのは、「夢を語ってなかったね」ってこと。夢を語るのは嫌だったけど、Ryoji☆内の空想、思い込みは激しかった。だから、それはRyoji☆の中では繋がっていたけど、言葉として外に出された時は初だった。しかも根回しなしのジャスト・アイデアだったから、「いきなりそんなこと言われても…」と手に負えなかったんだ。意固地だし、独善的だった。


今、改めて夢を意図的に語ろうとしてるRyoji☆がいる。それは仲間が必要だから。共感して一緒にやって行こう!って思ってくれる仲間がいなければ、夢は現実化出来ない。Ryoji☆のリーダーシップって、チームを包含する力だと思う。輪から離れようとする人に注意が向く。異なる世界観による勘違いをRyoji☆が関わることによって、より少なく出来たら嬉しい。


Ryoji☆の勝手な思い込みとして人はもっと仲良く出来る筈だって思ってる。だから、なんでこんなに仲違いばかりなんだろう?と悲しくなる。人は仲良くなれる知恵をいくつも生み出して来た。コーチングに出会ってから、仲間に色々教えて貰って「こんなにも色々あるんだなぁ〜」ってビックリした。


今、マイ・コーチから「もし制約なしでやりたいことをやれるとしたら何をしたいの?」と言われて詰まって気が付いた。「やりたくない仕事をやらされそうで嫌だ!」って気持ちはあるけど、「じゃあもし自由に好きにやるとしたら何?」と言われて空白ってわかった。そこへの夢を描いてない。無いものは語れない。語れなければ実現への道も歩み出せない。

ほとほと夢を語るのは苦手だ。
Ryoji☆もそうだが、人の夢を聞くと、どうやったらそれが達成出来そうか考えるよりも、実現するのに考えが足りない所を指摘してしまう。典型的なドリーム・キラーなのだ。それはRyoji☆自身にも言えて、ついついRyoji☆の夢を叩き潰す方に回ってしまう。

Dんなに紹介して貰ったロバート・フリッツさんによれば、緊張構造を設けることが夢を描くコツだそうだ。「なれたらいいなぁ〜。」「なりたいなぁ〜。」と願望している限り、それはずっと川の向こうにあって手が届かない。夢のまま。じゃなくて、いきなりなりきっちゃう。もう夢が現実化したとして、見聞きし行動する。時間軸を未来が今ここにあるとしてしまう。すると、そうなった未来とそうなってない現実の間に緊張構造が出来て、別に何をするでもなく、夢へ向けて引っ張られる。これはCo-Active Coachingのバランス・コーチングでも感じたし、ソリューション・フォーカス・アプローチのミラクル・クエスチョンでやってることでもある。それがビジョンの力、夢の力。

ということで、遅蒔きながら夢を語るほら吹きにしばしなりきっちゃおう!