コーチングが機能するための前提条件2つ

コーチングが機能するためには、クライアントさんの「変化したい!」と言う意識が欠かせない。Ryoji☆のみる所、加えてクライアントさんが自己の心身状態(プライマリ・ステイト)を自覚していくプロセスが欠かせない。


この2点はコーチングが機能するための前提条件って気がする。


ソリューション・フォーカス・アプローチにクライアントさんの3類型{ビジター・コンプレイナー・カスタマー〔訪ねて来た人・不平家・お客様〕}って捉え方があり、「セラピストは無闇に技を使わない」って事が言われてる。言われてることはわかるので、スラスラ読み飛ばしたけど、コーチにも是非知って欲しい考え方だ。セラピストの技が機能するのは、クライアントさんが変化したい時だけ。後は話を一通り聞いてあげる。観察課題を出す程度。

変化したくないなら変化しないでOK!(変化したいなら力になるよ。)

このメッセージはすごく大事。コーチがこのスタンスだとクライアントさんはめっちゃ楽になる。
その根底には「あなたには変わる力がある」って信頼が潜んでる。明示の言葉よりよっぽどこの方が伝わる。


そしてコーチングとは自分の内なる心の泉に繋がっていく行為。試行錯誤を繰り返しながら、自分に還っていく作業。

その際の判定基準になるのが、今ここで私はどう感じているのか?


これが簡単そうで簡単じゃない。というのは、「身体bodyと情動emotion」と「頭mind」が言うことは不一致だからだ。「〜ねばならない」「〜すべき」から「やる」への道は、なかなかたどりにくい、困難な道だ。失敗に自分から飛び込まないと、他でもない私にとってはどうか?それは誰にも分からない。でもなんで今までやって来なかったのか?それは頭を手放して身体に意志を委ねるのが怖かったからだ。それが答えに通じる道と知ってなお怖い。ここへ飛び込む勇気と、徐々に身体への気づきを上げていく訓練と、コーチのサポートがあるとは言え、やる本人にはしんどく先が見えず、時間がかかる作業だ。これには瞑想が役立つ(はず)。でも、変わりたいなら立ち向かうに値する課題だ。


励ましの言葉を贈るとしたら「身体は無理な課題は課さない」だろう。どうにもならない絶対絶命の課題はやってこない。どんなにしんどくても、それがそのタイミングでそうした課題として上がってくるからには、ある種「今のあなたはこれに取り組みなさい!」ってサインだ。無理と思えばやらないのも選択肢だ。(ただし、別の形でやがては巡ってくることにはなる。)遅いか早いかなら、今やってもいいし、後でもいい。


コーチをしていてRyoji☆が感動するのは、クライアントさんの強さだ。「どうする?」って選択肢において、Ryoji☆はコーチでありながら、「止めよう止めよう。無理だよ!」内心ハラハラしている。でも、クライアントさんは突っ込んでいく。想像以上にクライアントさんは逞しい。その強さにRyoji☆は感動する。「それでも進むんだ!」その魂の強さは「あぁ誰がどう言おうが、それがあなたなんですねぇ〜」って納得を孕んだものだ。その魂の旅を見せつけられるたび、関わらせて頂いて感謝する。勇気を貰う。


変わってもいいし、変わらなくてもいい。Ryoji☆が知りたいのはあなたはどうしたいか?