滝に打たれて

Mゆみ@天平美人の紹介で、御嶽山の静山荘で、滝に打たれた。

行く前からワクワクして興奮。コーチ仲間に「いいでしょ〜」と自慢したら「ベタだね」と釘を刺されてしまった(苦笑)。

ふんどしを着けるのも珍しい体験。夏の盛りとは言え、行き遭遇した雷雨のためか、滝の水量は多く、滝壺そばはヒンヤリした空気が流れる。

打たれる前、準備運動をするのかと思っていたら、あっさりとした形で終わる。祝詞や動きが面白い。神主さんによると、神道は奇数が基本とのこと。

Mさし高校の生徒さん(男性ばかり)10名ほどが先に打たれる。金曜日から滝に打たれ、これが3回目。


「エィ!」


掛け声と共に、滝に身をさらす。

神主さんが「力を抜いて、楽に♪」と声を掛ける。

ドキドキ。

みんな、きっちり滝を浴びている。


いよいよRyoji☆の番。

入った瞬間、すごい圧力。考える間がない。冷たいし、何が何だか、訳が分からない。必死に教えていただいた祝詞を唱えようとするけど、圧倒的な滝の水量の前にRyoji☆は無力だった。

Dんなにいつも指摘される「とくちゃんは考え過ぎなんだよ♪」ってフレーズが流れた。あぁそうか。確かに余分なことを考え過ぎ。滝に打たれてると、兎に角悩んでる暇がない。シンプルに起きていることを受け止めないと、滝に打たれる経験すらしないで終わってしまう。何だかこれで単なる苦悩とはおさらば出来る気がした。


後の経験はおまけみたいだった。取り立てて、どうということはない。神主さんによると、滝に打たれる中、段々恍惚として水が優しくなり、ボーと出来るとのこと。確かにより楽になったけど、水が優しいとまでは感じられなかった。逆に初心を忘れて、硬く感じる時があって慌てて、「リラックス!」と言い聞かせた。

最後の方は、滝から出てしばらくは静電気が発生したみたいにビリビリした。

神主さんは明るく「神道はいい加減さがよい所で、何か悩みがあったらとりあえず滝に打たれて穢れを洗い流してスッキリすればいいんですよ。」とおっしゃる。こんなお手軽、お気楽、明るい説明初めて。セドナ・メソッドの感情をリリースする考え方にも通じる。


宿に戻って神主さんが奏でるクリスタル・ヒーリングの音色に身を任す。Ryoji☆が捉えている以上に、滝に打たれた衝撃に体は参っているみたいで、意識が飛び、終了を告げる優しい風鈴の音色でハッと目が覚めた。

今回ご一緒した皆さんは初の方が多く、話が弾む。オリンピックの女子バレーを見ながら、夜は更けた。

滝行企画を教えてくれたMゆみ@天平美人、一緒に夜中駅までお菓子を買いに行ったネバネバ夏幹事のMささん、2005年8月にITB42を共に過ごしたUるる、CTC繋がりのYうこさん、田坂さんの「仕事の報酬」について教えて下さったFじいさん、どっかで会った気がするKねこさん、ロングヘアが素敵なYみさん、神主さんとの会話を教えて下さったTさかさん、皆さんに感謝。

仕事の思想―なぜ我々は働くのか (PHP文庫)

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