正しさに執着するとロクなことがない。よくよく考えると、理屈で相手をやりこめても心は晴れない。
手に入れたかったのは、理屈で相手をやりこめることじゃなかった。何か別のことだったことに、散々ギャーギャーやりあった後に気づく。
それにいくら「正しい」という理屈を聞いても、心が動かされない。この人、頭いいなぁ〜って感心するばかり。更に、「正しさ」が完璧であればある程度、その人自身は見えなくて、「正しさ」のベールにその人が隠れて、その人自身は生身ではRyoji☆と話そうとしてないんだと、悲しくなる。
コーチとしてもっと聞きたくなるのは、愚痴や妄想じゃなくて、ある事柄に対してどんな気持ちがしたか?表現の仕方は様々あれど、気持ちはシンプルで、共感出来る。あれこれとゴチャゴチャ言われたら、段々何を言ってるのか、聞けなくなって、クライアントさんと一緒に迷子になってしまう。
NLPで、目標設定をする時は、ありたい状態を明確にすることだ。ありたい状態が五感でどんな風に感じられるか?をまざまざと味わうってことを教わった時。「そりゃなんだ?」って思った。そんなの当たり前じゃないか?と。
しかし、いざ自分のことになると、全くをもってそれが出来ないことに愕然とした。
心に思い描けない関係は、どんな関係を創り出したいのか、わからず、長い目でみると迷子になってしまう。NLPを学んで、すごい実行力を発揮しているAゆちゃんに、秘訣を聞いたら、「行動している最中、ずっとありたい状態を心に描く」のだそうだ。すると、それが必要なことを起こしてくれるらしい。
つまり、もともと違っている私とあなたが力を合わせたら、一体どんなことが可能となるのか?夢を描くこと。お互いの潜在力をフルに活かしきった方が「正しさ」に準拠するよりも、嬉しい。
- 作者: クリスティーナ・ホール,大空夢湧子
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