めぐっちのまなざし

めぐっちの講演会に参加した。

Oおちゃん曰わく「生身のめぐっちがいた♪」と表現した通り、ほんとフランクに、流れるまま、めぐっちは語ってくれた。

時折変な感覚に捕らわれた。めぐっちが語ってくれる状況からRyoji☆に湧き出す感情と、めぐっちが語りながら伝えてくれる感覚が明らかに違う。で、当然続いている話に出て来る相手の反応もRyoji☆が聞いたこともない反応の話が続く。なんだ、これ?


何度も繰り返し出て来るそれは、めぐっちがめぐっち自身の痛みの体験を通じて、その先にある願いを発見し、喜んでいる。応援している。見守っている。温かい。うーん、まさにラビング・プレゼンスをめぐっちは繰り返し起こしている。めぐっちにはハッキリと見えているんだ。上辺に漂うその先が。だから、それを返して貰った相手は素に返って、ポツリ。ポツリ。ほんとに言いたかったことが言葉となって出て来る。


めぐっちの出してくれた問い。「あなたが変わった瞬間はどんな時ですか?」に誘われて、最初にコーチングに触れた時を思い出した。そう。何故か、涙が止まらなかった。泣きたいなんて、これっぽっちも思ってなかったのに、語り始めたら泣けた。何だか判らない。でも、凝り固まっていた何かが溶けて動き出した。あんな気持ちが勝手動いて、止まらなかったのは初めてだった。当時はそれぐらい気持ちと考えが遊離して、つらかったんだと今は思う。でも、何が自分に起こっているのか?Ryoji☆自身自覚出来なくて、でも何か変!ってイライラしてたんだ。


講演で質問が出る度。めぐっちはジーッと発言者を見守っていてくれた。まるで「大丈夫だよ。うん、聞いてるよ。言いたいこと。言ってね。」と、そのジーッと見つめる視線が語ってくれるようだった。

あぁなんて温かいんだ。優しいんだ。

話の内容レベルで考えると痛い話。どこか突き刺すような苦しみがヒタヒタと迫ってくる。ところが、プレゼンしているめぐっちが終始ユーモアを漂わせながら、胸を張って「あんな〜、こんなことがあったんよぉ〜」と実にいい笑顔でずっと語ってくれる。そこにすべてがあった。

きっと自分自身への自覚が高まり、上辺でない。心からの願いがハッキリした時。強がるでもなく、卑屈になるでもなく、先を見据えた、真の強さがそこに在るんだ。それこそ、人が変わる瞬間に立ち現れる何かなんだ。めぐっちの優しさに感謝。