そしてここから何を作り出したいのか?

多分「苦悩好き」から「内省好き」へ言い方を変えた方がよいんだろうけど、Tミーさんにリレーションシップ・コーチングとファミリー・コンステレーションの良さをベラベラしゃべっている内に、Co-Active Coachingで、大切なことを再認識した。

良きも悪きも「あなたはどうしたいのか?」自己の主体性をCo-Active Coachingは追求する。ある意味、大切。自分の人生を自分でコントロールしたい。
OK。その前にそれが本当か確認しましょう。
そう。意外に自分が何にワクワクするのか?私たちは無自覚なんだ…。



しかし、同時に相手も大切にしたいと願いがある時、この問いは機能しない場合がある。つまり相手がいるから私一人じゃ決定できない。仮に決めても煩もする。そこで決断を迫られても、拒絶が出てくる。相手があるから私だけじゃ決められない!

前者2者の焦点はあくまで「関係」(=「間」)にある。そしてクライアントさんにとって一番語りたいのは、やはりそこにある。つまり、自己内探求よりも、自他関係を何とかしたい。己の内に息づく秘めやかな願い。自分の自覚レベルを上げること。

ただし、この願いにたどり着き、在りたい未来を想像するためには、いかにその自他関係によって、己が傷ついて怒り嘆き悲しんだかを受け止めて貰うことが必要だ。受け止めて貰うことで、やっと命一杯だったスペースに余地が生まれる。
そう、ここにもCo-Active Coachingの恐るべきラディカルさがある。もしかしたら、この認知すら不要としている。その眼差しは、今からどう道を作るか?にある。過去の経緯に興味はない。Co-Active Coachingが機能するのは、今の自覚を上げることで、未来について語ること。
コーチはクライアントさんから湧き出してくる流れは変えず、逆に付かず離れずなんだけど、流れがここに来たらすかさず突っ込まないといけない。そここそが今と未来を変えるターニング・ポイントなのだから。