男らしさ

場の状態を伝えて下さるアウェクナー役の方に「(Ryoji☆は)言葉は男性だけど、身体の動きは女性らしいし、顔が笑っている」と指摘された。図星であったために、虚を突かれ、そこからRyoji☆独りモードに入って落ち込んだ。

Ryoji☆としては男性のロールを取ったつもりだったので、まさかそんなダブル・シグナルをRyoji☆自身が出しているとは…。参ってしまった。

何故そうなるか?

それだけRyoji☆は男性ロールを取ることに抵抗があるってことだ。

高校ぐらいからユニ・セックスで在ろうと意識してきた。男女差別はいけない。だったら、差がないことにすればよい。
それに父に代表される男らしさは大嫌いだった。権力的。理屈が通じない。自分以上にみせてハッタリを効かせる。

そういう権力構造で人をみるのは許せなかった。人の気持ちを無視して一方的に押し付けるのは勘弁してほしい。なんで誰が上で下とかに拘るんだろう。面子なんてどうでもいいだろう。

Ryoji☆が男性だというアイデンティティから揺らいだことはない。ただし、Ryoji☆が在りたい男性像は、だいぶ女性らしい。時に、女性から「(Ryoji☆の女性らしい所は)気持ち悪い(>_<)」とハッキリ言われる。ちゃんと極に達していないから、個性とも割り切れず、確かにキモい。

ナイトの真似事をしていると、Ryoji☆自身はどうなのか?がわからなくなる。騎士モードだ!となると、やることはシンプルで、身体は動くし口もキザなセリフがスラスラ出る。そんなRyoji☆は偽ではないけど、Ryoji☆のコアは別な感じがする。それは小さな童心。飽きっぽくて、想いとやることが連動して丸わかり。エネルギーの塊。理屈が崩壊してる。
男らしさ女らしさが無きものとして振る舞おうとすればするほど、逆にそれに縛られ、その姿は真剣なだけに滑稽だ。そこから抜け出す道は、ちゃんとあると認めること。自覚すること。そして、手放して笑う。うんこのほうが楽だ。内なる喜びと繋がる限り、揺らがない。どっちでもいいんだから。