カラオケ:その情念とアーツ

カラオケに久しぶりに行った。Ryoji☆は歌詞を覚えようとする努力を放棄し、サビしかわからないから、カラオケに行くと萎縮してしまう。歌を気持ちよく歌うより、歌詞を正確に歌わねばならないに捕らわれしまう。その上、何よりみんな自分の歌だけ熱中して、人の歌を聞かないって姿勢がこんなに物理的近くにいるのに、心理的にえらく遠くに感じて、ちっとも面白くない。

そしてカラオケから発見したのは、人の好みの多様性。のってくると、「何その歌!」というくらい、次々全く初めて聞く曲ばかり。で、全く共感出来ない。やはり歌唱力は大事だ。

4/21に新たに発見したのは、トレンドの変化。今の流行りの曲はどれもこれも軽い。80年代の演歌は全人生賭けてます!という暑苦しさと、どうにもならないこの世の不条理に涙に暮れてますと、ジメジメした怨念を感じる。醸し出す世界観がまるで違う。ずっと演歌の情念一筋で育って来たRyoji☆には、高校から大学にかけて吹き荒れた、軽さは全く着いていけなかった。未だに苦手だ。苦悩の人なので、情念にまみれ、未練タラタラ。ドラマチックに悲劇に酔う。の方に共感する。