在家信者のための幸福論(限定版)とダンマパダ読書会

スマナサーラ長老の月例講話があると、Dんなに教えて貰って、偶々何の予定もなかったから聞きに行った。

修行者(バラモン)でない在家信者の幸福は、財産(=金)・他人から認められる(=虚栄心)・健康・死後天国への4つが満たされること。但し、この4つが満たされるのは稀有。まずなれない。しかし、自己確信・分かち合う・5戒を守る(殺さず・盗まず・不邪淫・悪口言わない・酒飲まず)・智恵の4つを心がけ、プラス行動したら幸福になれる。

いくつか学びがある。

何故信仰せよ!という発想が出てくるのか?ずっと不思議だった。ブッダの話はめちゃくちゃ論理的なのだ。信じるという発想がまるでないのだ。在家信者には、兎に角あぁだこうだ言わずに、言われた通りやってごらんってことだったんだなって分かった。ブッダの法を守ればかなり心穏やかに暮らせそう。そして、信者でなければ、仏説を信じるのでなく、自己確信すればいいって分かった。在家信者でなければブッダが絶対なんて気持ち悪い。俗人にはなかなか達せないから、方便として、ブッダの法は絶対だという態度をとってご覧と言われた。Ryoji☆は2人も自己確信に満ちた人を知っているので、あぁこうやるのか?と参考になる。あの揺るぎない自信満々さ。揺れがあると不成功になる率が上がるよね。確かにブッダが仰る通り、自己確信するより信仰の方が楽だ(笑)。
お布施ってインドの文化だからって思ってうんくさかった。それが「分け与える」ってことなら納得。自己啓発の本を読むと、分かち合いの大事さは繰り返し出て来る。それが徳に繋がる。幸せの運気を呼び込むのだ。
智恵を語るのに、俗人には理解しがたいからと、5つやらなきゃ智恵出るよというのも面白い。要は心穏やかに虚心胆懐にしていれば、智恵が出るということ。心のクリアネスが智恵への道。うーん。苦悩好きのFromRyoji☆には程遠い境地(霞む〜)。

ブッダ自己啓発本を書いていたんだ!という驚き。2500年以上前に今と殆ど変わらない教え。確かにブッダはこの世の断りを見い出したのだろう。

その後ダンマパダ読書会。老いるの章では、物事をありのままに見るブッダ。読んでいるだけで、イメージがリアル。見て本質を掴んでいる。恐らく俯瞰のスキルを使ってる。
自己を整え、他人に働きかけることはできても、浄化することはできない。自らが浄化するしかない。うう。沁みる。無明を払おうとするのは、本人がやる気にならなきゃ、手の出しようがない。ブッダは問われたら応えるけど、求められないものに働きかけまではしないような気がする。
そして、「おのれの目的を知り、おのれのつとめ」を果たせと自己の章。縁ある故を考え尽くすと、あるがままの本分を尽くせ。可能は等しいから、やりたいことやればと誤読する。無我を言いながら自己を洲として、や、何よりまずは自分という姿勢が読み取れて、?が点灯。慈悲と自己愛の関係はどうなんだろう?

謎は深まり、苦悩好きなRyoji☆はまた一つ苦悩が増して満足。こうして終わった後、夕食を食べながら友達と言いたいこと言って、食べたいもの食べて、これが俗人の幸せだなぁ。

対話で心をケアするスペシャリスト精神対話士の ほめる言葉

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