霧が晴れる

急に分かってきた。今まで一期一会の想いが大切だって思ってきたし、そういう想いを片隅に思っていたけど、どこか迫られていて嫌だった。無理していた。
今、ありのままを尊重するという立場と、己の使命という立場をくっつけて考えると、スタンスが明確だ。使命と関係ないなら関わらない。ありのままを尊重する。そうある自由を許す。使命と関係あるなら、誠心誠意。この時を逃がさない。出来る全てを捧げる。相手がありのままを表現するのに、そっと手を添える。「ねっ」。ポイントに想いを込める。ここだよね。
なんだか剣道で学んだ境地だ。礼に始まって礼に終わる。そこに美がある。リズムがある。心を置く。
Ryoji☆も今までとは違う自由を感じている。Hろも「眉間に皺を寄せないソフト・フォーカスだと感じが変わる。」と指摘してくれた。
最近コーチしていると、クライアントさんが沈黙にドンドン入ってくれる。そこに感じられる言葉にならない想い。究極判らない。でも、そういう場を大切にしたい。言葉にならない想い。場を共有することで、確かに聞いた。クライアントさんにとってそれがリッチならそれでいい。コーチはクライアントさんの人生の解釈屋さんじゃない。下手したら、最初から最後まで沈黙で、「じゃいつ報告します」とクライアントさんが言って終わるセッションもありだ。もし試験だとしたら採点困るけど(笑)
場を清め、受け入れる。あとはそっと添える。足しも引きもしない。なぜなら、必要な何かはそこにあって、リラックスしたら「あっ!」って気づくから。

聴き上手 (PHP新書)

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