人を嫌っていい?!

中国の思想には孟子唱える性善説と、旬子唱える性悪説があると知って、どっちが正しいんだろって考えていた。性悪説マキャベリみたいで、目的のためなら手段を選ばない非情さと、最悪ベースからの発想は息苦しく好きじゃないけど、人の性を捉えてると思った。性善説に立ち切れないRyojiの人への信頼の薄さが嫌だった。安能務さんや塩野七生さんの著作に触れることで、性悪説で人に関わったときの現実を動かすリアルさに心動いた。Dんなが紹介してくれるスマナサーラ長老話も、心は何もしないと悪と断言されているようだ。人は修行しないと徳を積めないらしい。
だから、コーチングを通じて知り合った人はあまりに性善過ぎて、気持ち悪かった。ありえない!思い込みの人だったRyojiには、その善さは毒だった。Ryojiの人を疑うあさましさがコーチングをやればやるほど気づいてしまって、きつかった。
さて、類友引き寄せの法則がここでも働く気がしている。働きアリでは2割はさぼりらしい。ただ条件は創り出せる。ラディカルなスマナサーラ長老の視点もいいけど、今この関わりに置いて悪と、一部に止めて希望を残す方がRyojiの流儀かな。

韓非子〈上〉 (文春文庫)

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