我が魂の歌を聞け

石飛道子さんの「ブッタと龍樹の論理学」(

ブッダと龍樹の論理学―縁起と中道

ブッダと龍樹の論理学―縁起と中道

)が面白い。なぜ仏教は道徳くささと論理的な明快さを持っているのか?を理解できないけど、理解した気分になる。Dんなが書いてくれているように、知恵による明快さに打ちのめされて参ってしまう。高校生の頃からずっと苦しんできた相対論を抜ける境地がそこにある。
そしてそこから信じる宗教が立ち上がったのはなんとも皮肉なことだ。真理はそこに解き明かされているのに、己と向き合うことを避けたために全然違うことを呼び寄せてしまった。あぁ人はこんなにも救われたがっている。その業の深さに驚く。Co-Activeであることはこんなにもチャレンジングなんだ。人はあきらめてしまう。
でもCo-Active_Coachingで感じるクライアントさんは必ず突破してくる。これが私の意志だと。不完全さから完全を目指し、ありたい自分へ飛ぶ。うんうん迷いも一興。エッジでの振動にこそ、私とあなたの関係が新たな局面を召喚して断絶を超えて立ち上がる何かを場に出現する。その声をJijiは聞きたい。

ブッダ論理学五つの難問 (講談社選書メチエ)

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