許す・手放す・タイミング

「なぜ他のモノになろうとする!」禅の話を聞いてハッとした。他のモノになろうとしても、JijiはJiji。それ以上でもそれ以下でもない。「いいな、いいな」にいる限り苦しい。なんで私はこうじゃないんだろう?Jijiにないモノを必死で追い求めてる。どこまで行ってもそれは手に入らない。

矢印を逆にしたらどうだろう。Jijiの中に埋まっている宝物ってなんだろう。よりJijiらしく奥行きを増す。翁になる。

それには、手放さないと先に進めない。執着。Jijiってこう!と枠を作った途端、それはかつてのJiji。

だから許す。次、また新しい知られざるJijiに会うために。間違えたJiji。へなちょこだったJiji。愚かだったJiji。欲まみれのJiji。ヴァカヴァット・ギーターのアルジュナ王子のように苦悩するJiji。

これは難しい。Jijiの心の内側すべてにYes!受容すること。それもJijiだ。


しかし心から許した時、タイミングが訪れる。なんでこんなことが・・・。小さな奇跡が起き、次のステージに進んだJijiと出会う。そう、よきこともあしきことも等価に転がっている。自らを超えた何かを自らの内に召喚せし時、命の輝きがそこにある。縁を束ね、縁に感謝し、縁に活かされる。

タイミング。なんて都合のいい言葉だろう。

でも、これを感じ取れて初めて、今の苦しい道が正しい。それこそがJijiがJijiになる道だとわかる、道標のような気がする。ここずっと苦しいのは、降伏していないから。まだ手放していない何かがあるから。それをしてしまったら、今度上がるステージの高さに、上がる前から怯えているのかも知れない。