思考から具象へ

コーチングで日々やるお勧めのことで「日記を書く」がある。中学時、京都へ修学旅行に行くので日記にこっそり遺言を書いたり、母の勧めで夏休みの間母と交換日記をやったりしていた。ノストラダムスの大予言が頭から離れず、1999年7月に死ぬんだぁとぼんやり思い、日々の記録なんてどうでもいいやぁってすっかり思い、高校生になってから日記をつけることを止めた。人格変容はある程度固まったからベースは変わらないだろうしな。後から読んでもつまらないだろうと。

しかし、コーチのみんなのブログを読んでいて面白くてJijiも「良かった!発見した!」ってことを覚え書きしたくなって始めた。だから抽象一本槍。今読み返すとあんまりピンとこない。書いた当時は大発見でエネルギーを使ってまで残したかった想いだった。不思議だぁ。

人のブログを読んでいて「コメント残したい!」って強い思うのは長さじゃなくて、本音度。抽象じぁなくて具象さ。他の誰でもないその人が感じていると読んで伝わってくると、行け!大丈夫!よかったね!etc言いたくなる。「男だから」「大人だったら」「自分一人で問題は解決すべき!人に弱音をみせるなんて見苦しい。」それとは別の世界が広がっていた。より深い理解や応用に抽象は欠かせないけど、日々の具象にこそ、その人の人生が宿っている。決して物語のように華々しくないし、劇的でもない。ほんとに小さな小さなことの積み重ね。でも、ラプラスの魔ではないけれど、その小さな選択が次を決めるし、その先はどうなるか?わからない。そこにはそこのドラマがあるんだ。Jijiはそんな身近なリアルな生と関わり合いたい。

ハコミ・メソッド
ロン・クルツ著 / 手塚 郁恵編訳
春秋社 (2005.2)
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