因果律・シンクロニシティ・パラレル

アンソニー・ロビンスやNLPでは、人は一瞬で変わると言う。Jijiはこの考えがキライだ。
玄侑宗久さんの講演を聞いて「なるほど」と思った。古代インド人は、世界の説明の原理として3つあるとした。因果律シンクロニシティ・パラレル。普段は因果律の世界、原因があって結果があるで、説明しつくそうとする。物質に対しては有効度が高い。シンクロニシティは、全く関係のない事象が同時に連鎖して起こること。パラレルは、全く事象に交差がない。もう一つのanoter World。この世界と違った可能が無限に広がっていく。(ドラえもんの話でよく出てくるよね)
一瞬で変わると言うことは、人は因果律じぁない世界に生きているってことと仮定すると面白い。人は仮想現実を未来から今に引き起こす能力があるんだ。過去は今が変われば変わる。塞翁が馬。変化それ自体は中立かも知れない。だとしたら、無理矢理、原因を考えなくていい。空なんだ。ゼロ。その無意味な沈黙の前にたたずむことなんだ。そこで止まれるか?にその人の人生がかかっている。慈悲で満たされていれば、ただその前にいることができる。すべてが一体でつながっていることが縁だとしたら、シンクロニシティに気づき、受け取ればいい。そのためには、心を開き、今生きていることを感じることなんだろうな。

理解という名の愛がほしい
山田 ズーニー著
河出書房新社 (2006.3)
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