自分のGiftほど怖ろしいものはない。
それは制御不能。一度スイッチが入ってしまうと、やばいと思っても口や行為は動いていってしまう。だからそんなGiftを発動させるのが嫌で嫌でたまらなかった。ちょっとでもその気が起こりそうだと、激しく自分の内側の深い所へ縛り付けてきた。
制約をかけることに必死になっていたら、一体何を自分は感じているのか?さっぱりわからなくなってしまった。何を自分はしたいんだろう?この無味乾燥で味気ない日常は何?日々凶悪なニュースに怯え、ますます自分一人の世界に閉じこもる。気持ちの上では生きる屍状態だった。
9/30のコーチングの勉強会で、たぐいまれなるGiftを持った人に出会った。Jijiとは全く違うGiftだったけど、その方が何を怖れているのか?手に取るようにわかった。
コーチングに触れる前だったら、Jijiはその人に自分の体験を語っていただろう。だって、なんか同じ体験をしただろう人に会えるって嬉しいじゃない。
でも今回聞くべきことはわかっていた。
「そっか。怖いんだ。で、どうしたい?」
あぁ。やっと質問できた。
そしてJijiのGiftも発動した。
JijiのGiftはいくつかあるんだけど、今回発動したのは、Jijiが体感覚で感じたことを、言葉としては意味わかんなくても、相手にもJijiが感じた何かを伝えられるってGift。こうやって書いていてもさっぱりわからない(苦笑)でもコーチ仲間はわかってくれた。っていうか、受け止めてくれた。
結果、その方のニュアンスによればJijiの行為は「厚い岩盤を突き破ってくれた」そうだ。「気が付いた」と。
あぁ。コーチングと出会って、必死になって求めてきたありようを今のJijiは示すことができるだなぁ。
高田馬場で行われた今年のコーチ仲間の新年会。「なんと今日はもう一年が過ぎました。去年はどんな年だったか?振り返ってみてください!」っていう、新年なのにもう一年たっちゃった挨拶をやることになった。そこで、ああだこうだ考えた末に、Jijiが言えたのは、「ありようを変える」ってことだった。どんな風になっているか?はわからないけど、とにかくそのありようが変わっていると。
最近自分のことを「こんな人です」って言うのがそれほど嫌じゃなくなってきた。以前はなんでわざわざ自分のことを枠にはめなあかんの!とすごく嫌だった。そんなことを見たおまえが判断せい!って怒鳴り散らしたかった。
Jijiはコーチだ。
人に教えるのが好きだ。人の成長を見守るのが好きだ。「真面目話」と大学時代Jijiが名付けていたのは、人の在りようを聞くってことだった。
それをするのに役立つGiftをJijiはいくつも持っている。
ITB42の懇親会の席に集ってくれた仲間へ、「ありがとう」って言うのが精一杯だったJijiがいる。やっと今、あの時、みんながJijiの中に何を見ていたのか?Jijiにもわかる気がする。
Jiji。あなたの苦しみや悩み、やさしさや気高さ。ありのままのJijiを伝えてくれる、そのありようが何よりのGift。愛さずにはいられないんだよ。で、Jiji。あなたは何をしたいの?
そうだね。ひどくありえない夢をみたいね。あのマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が「I have a Dream」と語ったような夢をね。
PHP研究所 (2006.9)
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