コーチにとってクライアントがアサインメントとして「やります!」と宣言したことを実際にやる。やらないはどっちでもいいことだ。Jijiはすごくやってきてくれることを望んではいるけれど、それは「Jijiの想い。Jijiの想い」と言い聞かせている。だって、クライアントさんの目の前には、自由な選択が広がっている。どの選択肢を選ぶのはクライアントさんの自由。前回のセッションを本当にクライアントさんが主人公であれば、その宣言はかなり本気のはず。だって自分で気がついて、自分で「これ、やってきます」ってコーチに話をしたのだから。
だから内容のハードさはあまり問題ではない。どれくらいクライアントさんの「できない!」っていう思いこみをはずせるか?だから。「もしかするかも…」って思えた途端に、意識のフォーカスは「次にどうやったら、それはできるのか?」になる。本気で、どうやったら?って問いを投げかけると、自分でも驚くほどなんとかなる答えが見つかるものだ。
Jijiも先日、使い勝手がよいと紹介された整髪料を探し回った。地元の薬局3軒ダメ。新宿1軒ダメ。勤め先の薬局2軒ダメ。こりゃダメか?と半ば諦めた時、地元の薬局4軒目でついに発見した。なんか灯台もと暗しだなって一人笑えた。
きっと見つかる。自分には見つけ出す力があると信じたからこそ、これだけの店を回ることができた。
だから、コーチはクライアントが「できない」を乗り越えて、行動を起こしたことに祝福する。
おめでとう!(Congratulations!)
やったじゃん!なんだ、やればできるじゃん。
そして、失敗しても
おめでとう!(Congratulations!)
やったじゃん!これで一つ学びがあったね。で、どうする?再挑戦する。それとも、諦める?本当にやりたかったことは別のことだった?再挑戦するなら、じゃ次はどうしたらいいと思う?
コーチとの約束に対して、なんらかの行動を起こした時だけ、祝福をする。口ばかりで何も行動をしない場合は、本当にクライアントが望んでいることの底まで、来ていないという証拠。ちゃんと本当に望んでいることに耳を傾けてあげよう。「それをすることで、あなたは何を創り出しますか?」
祝福は褒めるとは違う。褒めるのは、誰かが設けた正しい正解に対して、うまく対応できた時だけ。祝福は、存在そのものを承認する。
あなたがどんなに卑下しようと、私にはあなたがこれまでに成し遂げてきた、あなたにとってはたいしたことないかも知れないことをすごいと思う…。
まず認めようよ。あなたにはそれだけの力があると。
その上で、だったら今回はどうする?