コーチングとリーダーシップ

12/2東京チャプターで、渡邊有貴さんの”「コーチング」と「リーダーシップ」について経験とアイデアから語る”を聞いてきた。会場にはFUL41のメンバー、斉藤豊さん、かおるさん、ふゆふゆもいた。最近2回も全く別な勉強会で遭遇したまっちゃんもいた。
Jijiの中のリーダーのイメージは、牽引型オンリーだったので、どうしてもコーチングとリーダーシップが結びつかなかった。

しかし、BeingがCTIのリーダーそのもので、まなざし。応答。「ふーん、ふーん」という相槌。なべゆきさんのリーダーとしての有り様はすごかった。7月に当初参加しようと思っていた頃は、いったい経験を積んだコーチってどんなBeingをしているもんなんだろうって申し込んだのだが、いやーすごい人もいるものだ。なべゆきさんを知ることができてよかった。

なべゆきさんの説明によると、まずリーダーには2つの軸がある。知識をどれくらいもっているか?のX軸。知識を知った上でどれだけ発揮できるか?のY軸。そして、子どもと大人で大きな違いがある。子どもは何より知識が決定的に不足している。だから、兎に角モデルとなるような人を吸収しようとする。しかし、大人は知識はあっても、それがいざという時に発揮できるか?できないか?が決定的に重要となる。それはどれだけ修羅場を潜り抜けたか?にかかっている。

CTIの場で感じたのはこれだった。知ってはいるけど、できない。コーチングの本を読んで、リーダーが説明してくれることの理屈はわかるんだけど、実際にやろうとすると、勝手にJiji自身の中の問題で、できないことばかりだった。Y軸の力が決定的に欠けていた。

最初にこの場から何を持って帰りたいですか?と質問を受けて、会場の一人一人が答えていた。その中に自分自身のリーダーシップを発揮するにはどうすればいいのか?とおっしゃっている方がいた。最初Jijiにはなんか言葉の使い方に間違いがあるように聞こえた。え。自分で自分にリーダーシップを発揮するってどういうこと?

修羅場になると、それまでの物事の見方が全く役に立たなくなる。想定をこえている。時間が無くなる。リスクかけて行動するしかない。その場合、どうなったらいいのか?ゴールを頼りに、やれることはなにか?探し回るしかない。腹をくくる。覚悟を決める。なべゆきさん曰く、自分の中で全く新しい地図を描いていく。

「インナーワーク」の本で言われていること。コーチはまず違いをよく見て!とクライアントへ要請すると全く同じだ!と感じた。ありのままの起きてしまっていることをとにかく一端受け入れるしかない。その上で何をするか?何ができて何ができないのか?ゴールは一体なんなのか?それに向けて、選択肢を上げて、リスクをとって選び、やる。気持ちは動転していようが不安だろうが、とにかくやるしかない。


ふゆふゆは「ふーん。ふーん」を連発。とにかく話が腑に落ちたようだった。特になべゆきさんが経験から6カ月コーチングをやると、1.変化が起きる。2.自分自身のパターンがわかり始め、コーチがいなくても自分で自分をコーチングし始める。3.自らコーチとして周りに関わり始める。3段階の変化が起きると説明した時、「One to Oneでなくても起こりうる」とコメントしてくれた。JijiにとってはBAL41の後、動き出した。時間軸は違うかも知れないけれど、確かにこういった変化が起きた。

興奮しつつ寝て、朝起きがけにそっか!とひらめいた。

自分自身にリーダーシップとは、自分の内なる声を信じて付いていくって感覚ではないだろうか?そうすると、まるで違ったリーダーシップってことになる。変化に合わせて、メンバーが自立的にリーダーを変えていく。みんながみんな、サポートしたり、されたり。それは問題によって、状況によってリーダーがコロコロ変わる。上とか下とかは意味がない。極めてフラットな組織。個人は個人で個人でビジョンがあり、組織としてのビジョンは、その個人の夢を実現するものでしかない。

修羅場を乗り切るとき、コーチがいたらどうなるだろう。一人でやることは変わらない。でも、崖からロープが一本垂れていて、その先をしっかり握ってもらっている感覚だ。立ち向かうのは変わりないけど、安心感が全然違う。より起きていることを余裕を持って受け入れ、乗り切ることができる。

なべゆきさん曰く「愛と同じで、コーチとしてクライアントさんにしてあげられることは、クライアントしてコーチからもらったものしか人にあげられない。」これはほんとそうだ。いかに関わってくれた人がJijiに多くのことをくれたか、計り知れない。そうもう逆転する頃。今度はこれだけもらったものをいかに他に人に分け与えていくか?その実行の時期に来ている。


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