士は3日会わないと大きく変化する。
Beingの変化はほんと一瞬で起こる。
だが、いざ自分がこうありたい自分。理想の自分になろうとすると、それはとても大きな努力を要するような気がしてしまう。果てしのない遠い道のりを一歩一歩進んでいるような感覚になる。
でも、それじゃダメなんだ。その目標はいつまで経っても遠い未来でしかない。
ここで、飛躍した想像をしてみよう。もしすでにそうなっている自分だったら今何をしているだろうって、思い描いてみよう。これこれだからダメだじゃなくて、それはすでにもう達成されているとすれば。
ここがキーポイントだ。資格がないとか、対等じゃないとか、地位がないとか、様々な枠を抱えて自分を小さくするのはいくらでもできる。でも、一端枠をないものと考えて、今どうしているか?想像してみよう。
すると不思議なことに、意外と想像できるものだ。特に、モデルになるような人がいればなおさら。
あの人だったらこの場面で、こうしているだろう。こんな振る舞いをするだろうと、そのイメージが鮮明になればなるほど、今の現状との緊張関係が増す。
で、ここでコミット。そうであると決めたのならば、そう行動するし、振る舞うはずと。どういった条件が整えばできるのか?試行錯誤する。
ここでコミットするためには、捨てるものが明快でないといけない。それを得るために何を手放すのか?
大きく伸びていく人は、壁にぶつかるたび、この飛躍を行っていく。この跳躍があると、「できないできない」言っているのではなくて、もうそうである自分を受け入れる。途端にじゃどうやったらそうで居続けられるか?足りない条件を探し、そこを改善していく。
こういう態度の人をみると、ああいつかこの人はそうなるだろうなあって直感する。信頼する。
だって、できるまで諦めず何度でもやるのだから。
金剛出版 (2005.7)
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