[CleanLanguage]アウトカム(outcome)よりプロブレム(problem)を語りたい

この週末は来週のクリームランゲージの認定試験に向けて、やれる範囲の練習をやった。で、ファシリテーターとしての数々の未熟さも痛感したのたけど、今のクライアント感覚を忘れる前に書いて起きたい。

これまでクラスや練習で、そもそもの設定自体で悩み系のクライアント役は注意深く回避されて来た。練習が続くとネタ切れで、いよいよRyoji☆の真骨頂、苦悩するRyoji☆が登場するようになって気が付いた。
あれ?PROモデルのOについて質問されているのに、いかにRyoji☆が苦悩したか!、つまりPを語りたがっていることに気がついた。練習なので、さすがにPだけ返すのはまずいと、Pをひとしきり語った後、添え物としてOを語るようにした。

実に苦しい。改めてクリームランゲージの基本フレーム自体かOを語る時にどうするか?で前提から満ちているだと実感した。

そして、そんなRyoji☆のクライアント体験とは別に、練習であたる事例で、同じようにチラチラとP発言混じりのセッションに遭遇した。

最初は全くPを無視してセッションをやり続けた。最後のクライアントさんのフィードバックで、Oについて訊かれたが、気持ちの上でずっとPがモヤモヤとあって、十分Oに浸れなかったと言われた。

二回目、同じようなことをやりかけた。クライアントさんが上級クライアントさんで、Pを無視してOへ焦点を移そうとするファシリテーターのRyoji☆を制して、「ここの時こそ、PROモデルの対処方法を使うんだよ!」とリアルタイムで教えてくださった。

三回目。どうも最初の問いかけへの返答の中にPらしい発言が含まれていたので、PROモデルの対処方法を実践した。しかし。一度の対処ではPの勢いは止まらず、数回Pやremedyらしき発言が続き、度々対処した。結果なんとかシンボルが出てくる所までは発展させることができた。

Ryoji☆のクライアント体験とファシリテーター体験を含めて考えると、クリームランゲージにおいてはクライアントさんか今ここでリアルに感じている体験は何か?中心の体験は何か?を見なさいと指導される。ついつい関わる側としては、Pに首を突っ込むのは怖いので、安全なOへ問いかけを向けようとする。しかし、クライアント体験からすると、例えPであってもPがあってのOと、PなしOじゃ、意味が違う。一番嫌なのは、Pな気持ちを無視されること。Pがあることをリピートバックして、あることを認知して欲しい。(ここはカール・ロジャーズの伝え返しの議論と共に、深めたい部分。今の直感だと、共感というよりも、そういう状況ではそう感じざろう得ないってことへ認知して貰いたいのかも知れないと感じている。)
そして、Pについては饒舌だけど、Oについては途端に語ることが無くなるRyoji☆に気付く。こんなにもOを語れないってことは、それだけPに見方がベッタリってこと。