図書館に込められた想い:図書館は未来への贈り物

今年は改めて図書館について勉強してる。

その過程で、感動した。

Ryoji☆は小さい時から図書館漬けだった。Ryoji☆母の解説によると、幼稚園時代まで、毎週歩いて図書館に行くのを楽しみにしていたらしい。(記憶にない!)
内容は忘れても、「楽しかった!」って思いは残ってる。
大きくなってのお気に入りは、「満月の夜まで待ちなさい」。アライグマのお母さんに夜、外に出るのをずっと「満月の夜まで待ちなさい」と止めに止められていて、最後に「いいですよ。だって今日は満月の夜だから」って、許可が出る。そのコントラストが我ら兄弟のお気に入りで何度も読んで貰った。

だから、Ryoji☆にとって図書館のある世界は当たり前だった。


しかし、図書館について学習していて驚いた。それ、全然当たり前じゃない!当時、中小リポートって画期的な図書館運営の指針が出て、それを参考に、新しいタイプの図書館が全国でスタートした。実はRyoji☆の住んでた国立市は、当時の図書館聖地、日野市の隣。で、それほど間をおかず、図書館は出来た。なので、ちょうどRyoji☆が絵本を読めた頃、図書館はあった。


この中小リポートが大きな反響を呼んだのは、当時の機運があった。
戦後、もう二度とあんな戦争を繰り返さないため、次世代の子どもたちに何が出来るか?親にあたる人たちは考えた。結果、子どもたちに絵本を与え、情操豊かにって願った人たちがいた。その多くは、個人文庫として、自宅の一部を解放して、提供していた。しかし、そのサービスでは限界があり、次の一手として、公立の図書館を望まれた。
そんな時、取り敢えずの活動重点としてわかりやすく、3つに絞って提唱した中小リポートは、まさに人々が欲しかった世界を教えてくれたものだった。


図書館には当時の大人たちの願いがこもってる。


当時の大人たちが次世代に贈り物として準備したのが、図書館だった。

その贈り物を受け取り、享受した最初の世代がRyoji☆たちなんだ!


時代は巡り、図書館を取り巻く環境は大きく変わった。
しかし、願いは変わらないとRyoji☆は感じる。次世代に伝えたい、今のよきことは何か?それをパッケージしたのが、図書館なんだ。


多くのことが当時に比べてわかり、今やるとしたらこうなるって中身もだいぶ変化した。
(例えば、年齢に応じて、求められる空間が異なるとか。)

だから、中身は変化する。だけど願いは変わらない。
今、Ryoji☆はその願いを引き継ぐ者として、これからの20年を使おうとしている。(でも迷いもいっぱい!(苦笑))