「大江志乃夫さん死去」の記事に接して

大江志乃夫さん死去と知って、感慨深い。

どうしてあの戦争へ私たちは突入してしまったのか?どうにかして回避するすべはなかったのか?もしまだ歴史の流れが回避することが可能だとしたら、それはいつだったのか?個人的にとても興味がある。
日本はアメリカの庇護のもと、戦後50年近く、戦争を経験しない稀有な国家となった。次に踏み出す時、必ずや同じような論調、兆候が現れるはず。それを見逃さないようにしたい。(最も加藤陽子さんの研究によると、次の戦争は必ず、新しい論理を纏っているので、過去を知ってるだけではダメなのだが。)

で、その転換期は日露戦争後からロンドン軍縮会議までではないか?と辺りをつけている。

このRyoji☆と同じ推測をして、丹念に調べたのが、大江志乃夫さんだった。いつか読もうと思ってる「日露戦争」は大江志乃夫さんの渾身の書だ。一体何が起きて、私たちは道を間違えたのだろうか?

歴史上、かつてない人口減少に伴う急激な社会変動に私たちは立ち向かわないといけない。逃れようない時代の流れの中、今私たち何を歴史から学んだらよいか?改めて考えたい。

勝手に大江志乃夫さんのご冥福をお祈りします。素敵な贈り物に感謝です。