２００７年11月に初めて参加してすっかりその魅力にとりつかれたプロセスワーク。
その体験版の講座が7/25（土）7/26（日）に開かれます。
講師は現在も創始者のミンデルさんから直接教えを受けている亜矢子さんが
一時帰国されての開催です。
世界とは情報が増加して、ますます一体どこから私たちは考えればいいのか？
わからなくなっています。
プロセスワークの考えを利用することで、実は今、感じ取っているそのリアリティを
表面化させるだけで、いい悪いは別にして、現実にそういう痛みや苦しみが
あるんだ！ということを場に現出させてくれます。
そのことを通じて、今の私が一体なんなのか？より深い洞察を感じられます。
よかったらぜひ。
＊＊＊＊＊＊＊世界の痛みを和らげる＊＊＊＊＊＊＊
〜プロセスワークによるグループファシリテーションの基本と
エスカレーション（深刻化）への取り組み〜
プロセスワークの創始者であるアーノルド・ミンデルは、広義の「戦争」
をファシリテーターのいない葛藤状態と定義しました。この定義に従えば、
戦争は遠い紛争地域だけでなく身近でも起こっていると言えるでしょう。
ファシリテーターがそこにいることで、問題が全て解決するとは限りませ
ん。でも葛藤の中にいてもその場に起こっていることに気付き、介入する
ことができる人、つまりファシリテーターがいるということは、お互いが
傷つく破壊的なエスカレーションを防ぎ、不毛なこう着状態の中にある変
化の兆しに気付きそれを促していきます。そして葛藤の当事者がみな何か
を得ることができるwin-winを目指します。つまり葛藤をファシリテーショ
ンができる人が増えることは、世界にある葛藤による痛みを完全になくす
ことはできませんが、和らげることはできるのです。
このセミナーではプロセスワークによるグループファシリテーションの基
本とともに、エスカレーションの過程と心理、またそれへの介入法を学ん
でいきます。また葛藤という炎の中にとどまりながら、気付きを保つため
に欠かせない、ファシリテーターの成長についても取り上げていきます。
講師によるレクチャー、 全体でのグループプロセス、 小グループでのエク
ササイズ、参加者のファシリテーションへのスーパービジョン、および自
分を振り返るためのインナーワークを予定しています。ファシリテーター
やコンサルタントなどの専門の方だけでなく、自分の所属するグループを
より良いところにしていきたいと願う方や、実際に葛藤の渦中にいてそれ
を解決するヒントを得たいと言う方にとっても参考になるでしょう。また
一参加者としてプロセスワークによるグループを体験したい方から、ファ
シリテートを積極的に行ってみたい方まで、様々な参加の仕方を歓迎いた
します。プロセスワークの予備知識や体験は問いません。
日時：7月25日（土）、26日（日）午前10時〜午後6時
場所：都内（申し込み時にお知らせ致します）
参加費 : 32,000円(一日、18,000円）
問い合わせ先：プロセスファシリテーション・プロジェクト
processfacilitation@gmail.com
ファシリテーター：藤崎亜矢子、プロセスファシリテーション・プロジェ
クト研修生
藤崎亜矢子： 臨床心理士、認定プロセスワーカー。プロセスワーク・イン
スティチュート（ポートランド）、プロセスワークセンター・ジャパン教
員。プロセスファシリテーション・プロジェクトのトレーナー。個人やカ
ップルのカウンセリングに加え、企業やNPO向けのコーチング、コンサル
テーション、トレーニングを行っている。また日本とアメリカを中心に、
国際的に心理学、コミュニケーション、グループファシリテーション、リ
ーダーシップなどのセミナーを行っている。国際協力におけるプロセスワ
ークの可能性に関心がある。
ホームページ：www.ayakofujisaki.com
プロセスファシリテーション・プロジェクト：プロセスワークによるグル
ープファシリテーションを、居心地のよい組織や社会作りに生かしたいと
いう有志の熱い思いから２００７年１２月に発足。プロセスワークによる
グループファシリテーションの理論やスキルの習得、ファシリテーターの
自己成長に焦点を置いた体験型トレーニングセミナーを行う「トレーニン
グ・プログラム」と様々な社会問題、環境問題、政治問題に対してプロセ
スワークによるグループファシリテーションの手法を使い参加者全員でテ
ーマについて対話していくことに焦点を置いた「ワールドワーク・プログ
ラム」を開設している。
ホームページ：http://www.processfacilitation.net/index.html
