縁を開く前に縁を取り結ぶこと

学びがこんなにも愉快なんだと、このメンバーと一緒にいると感じる。

今回の学びはDPA。デザイン・プロセス・アライアンス。何度言われてもピンと来なかったのが、やっとそういうことか?と言われている内容が腑に落ちた。

「関係について面白いやり方を学んだので、それをやってみましょうよ」と誘うのだが、何かをされるという恐怖が場を満たし、妨害・無視・責める・批評の4つの生産的な議論を阻む行為が次から次に現れて、全然場が進まない。

Ryoji☆はこんな敵対的な場に入ったことがなく、どうしていいか?わからなかった。ただ現実では、遭遇することが多そうだ。

関わりのマインドは、「私はあなたの味方です。」と、兎に角相手の現状を受け止め、一緒にちょっとやってみましょうよと流れていく。縁を取り結ぶためには、相手の不安を解消する必要がある。どんな願いでこの場に私はいるのか。それをお互い交換することが大事だ。
その間にも場には様々な思惑が交差して、一人にかかりきりになるのではなく、みんなでこれをやってきましょう!とする。これが頭でわかるのと、場にいながらに、やっていくのでは、難易度が段違い。どう関わっていいのか?頭を抱えてしまった。逆に言えば、力を抜いて、場の様子に耳を澄まし、相手を尊重しながら、川の流れに逆らわない。

更に学びになったのはPOPの世界を捉える3層構造が、そのまま、今この場で持ち出してもよい言葉を決定すること。CRにいる人にドリームランドの「あなたの価値観は?」「あなたの大事にしてることは何?」のたぐいを訊ねても警戒される。だから、一般論を確認しながら進む。ということは、ドリームランドがきわまったら、エッセンスの領域へ踏み込めばいい。


すべては現場にあった。ただ心静かに、今何が起きているかを意識化するだけ。そこから初めてこちらが持っている何かと合わせて、一人じゃ作り出せない何かを創るんだなぁ。