正しさの悲しみ

マーク・トゥエインがよき嘘つきになりなさいといった趣旨のことを言っていると知ってショックだった。Jijiにとって、真実であることはとても大事だ。ただひたすらにそれを求めてきた。どんなに苦しくても、見たくないとしても、結局はそこへ帰っている。

真実は人を解き放つ。しかし、同時に幸せもそこにあるかはわからない。だから人にはお勧めしない。むしろ幸せを感じ取る力に目覚めることが大切って思う。

環境問題をめぐる国際会議で伝説のスピーチをした当時12才の女の子の様子をYouTubeで見た。「何一つ解決策がわからない。何故それを認めようとせず、国の利益がとか、権限がないとか。あなたたちは未来の子供たちに対する責任を持ってここにいる。」Jijiは突きつけられた真実に恐怖し、内に篭もり、この世の終わりを待つ。死と闇と静寂。静かに朽ちる心の痛みを全身に感じながら緩慢な死を待つ。