土曜日のNHKの特集番組で、うつ病を取り上げていた。少しオープニングで事例をみただけで耐えられなくなった。ぎすぎすした人間関係で、誰もサポートしてくれず、上司は忙しさに追われて、ちょっとしたことですぐに切れて、みんなの面前で叱責する。しかも仕事は長時間。朝9時から終電まで。いったい何のために?と確かに思う。
みんなつながって生きている。この地球にあるすべてのものはつながっている。「スモールワールド・ネットワーク」によると、6人の友達を経由すると、アメリカの大統領へつながる計算になるそうだ。それぐらいこの地球の人と、植物・動物はつながっている。
だから、そういった絆を破壊する社会は間違っている。それは自由を求める人の思いを裏切るものだ。リーダーは、みんなを支援するためにいる。ルソーが指摘したように人の集団において正統性をもてる理由があるとすれば「一般意志」しかない。みんながみんな自分自身の力をそれぞれ別の形で発揮する組織は強い。だから、ビジョンが大切になる。やり方は法律の範囲内でどうでもいいけど、結果を出すことにそれぞれが焦点を当てること。それには、機械の部品じゃなくて、その人なりのオリジナリティが大切。
コーチングはまさしくそれを助ける力になる。