新年の目標設定で大事なこと

 コーチでありながら目標設定というのが極めて嫌いで、先の事を考えて計画するのが好きじゃ無い。先の事を考えて計画するのは、未来への恐れから、未来に生じるであろう苦痛を回避するために今何をしたらいいか?はよく考えている。だから、未来に向かって明るく何か増幅させるという思考が欠如している。

(と言いつつ、コーチングを学んでから、時折間欠泉のように、実験的なワークショップをやってみたくなり、こちらはそそくさ、人に言われずとも嬉々としてやっているなぁ。うーん、矛盾している。)

 で、ここ数年やっぱりそういう志向性だと、「未来に因を投げる」なんてことはとうてい出来ないので、年初に目標を立ててみるワークショップに、何度かトライしている。

 でも、なんだかモヤモヤする違和感は残ったままだった。

ケリー・マクゴニカル「スタンフォードの心理学講義人生がうまくいくシンプルなルール」日経BP社 2016.10.
https://honto.jp/netstore/pd-book_28088061.html

---引用開始------------ 

「新年の目標設定」ルール

新しい年に「どう成長したいか」を考える
昇進や仕事上の業績といった「何らかの成果を達成すること」を目標にするのではなく、「どんな自分になりたいか?」を自分に問いかけてみる。

具体的な行動
 成果ではなく、どんなプロセスで達成できるかを考える。
 成果ではなく、自分のどの部分を強化したらいいかを考える。

p156

---引用終わり------------

とあって、驚いた。

と同時に、あぁそうだったんだ~と腑に落ちた。

問いかけ自体が間違っていたんだ。

達成感が薄いRyoji☆には、いくら成果を並べてもちっとも心が動かないし、重くなる一方。年末に、「これもあれも達成できなかった!」と負の方にばかり意識を向けて、なんでこんな目標たてちゃったんだろうと、心が痛くなる。

「どんな自分になりたいか?」だったら、大体イメージに大きな変化はないので、スッとこれだろうなっていうのが出てくる。

今度から、ここに意識を置いて、目標設定をやってみよう。